2021-12-08 生きてる価値なし

最近また何もかもが分からなくなって、ひどく混乱している。ほとんど自傷まがいの行いを繰り返す日々の中で、何か貴重なものを発見した――なんていうことは特にない。が、一方で最近は自分の周りにある環境や社会の構造というものに思いを馳せてばかりいる気がする。建築や都市の物理的な環境は、人間の心理にどのように作用しているのか。あるいは、現代社会の構造が、現代人をどのようにして追いつめているのか。そんなことを意識させられる。

咲-Saki-』のキャラクターに「何もかも政治が悪い」と繰り返すキャラがいたけど、そんな感じかもしらない。いやさすがに全ての責任を政治に押し付けることはしないけど……

 

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非常階段のフロントマンであるJojo広重の代表曲?的な一曲「生きてる価値なし」。ウンチみたいなノイズギターの垂れ流しにひどい歌詞とひどい歌声を載せただけのひどい曲で、初めて聞いたときは自分も嫌悪感しか抱かなかったけど、聞いているうちだんだんと好きになってきた。

自分の場合、往々にして、何もかもどうでもいいと現実逃避したい時に、ジャンクなノイズ音楽を聞きたくなる。そういう時、無機質極まるインストのノイズであれば、それはそれで気持ちいいんだけど、正直すぐ疲れてしまって長時間は聞けない。「生きてる価値なし」の場合、歌詞に(意外と)ものすごい人間味があるから、ノイズの壊れっぷりと良いバランスが取れているように思える。曲が4分足らずで終わるのもちょうどいい。ということで、ここ数日は大学に向かう通学途中などでこの曲を聞いている(と改めて書くと、めちゃくちゃイタいヤツだなあと思うけど…)。

他に知っているJojo広重の曲で行くと、「夢の丘」なんかはかなりの名曲だと思うのだけど、つべに音源が見つからなくて共有できなかった。ベスト盤などにも入っているので、機会があれば是非とも聞いてみてほしいと思う。