2023-05-24 ぎゅわぎゅわ

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『Kiss in the darkness』というAlchemyの女性ボーカルのプロジェクトのレア曲を集めたコンピ盤を入手したので、ひとまず初音階段の「残酷な天使のテーゼ」を聴いてみた。

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初音階段……一度聴いてみたいと思いつつ長年手が伸びていなかったが、ようやく聴くことができた。

正直、思っていたよりも全然まともだという印象だ。(非常階段の長である)JOJO広重のソロプロジェクトの音源は、歌とノイズだけで構成されたようなどうしようもない曲も多いので、てっきりそんな仕上がりなのかと想像していたのだが、かなり拍子抜けだ。

ぐちゃぐちゃのギターは確かに鳴っているがその音量は割と控えめである。それに、ちゃんとまともなオケがある。歌唱も(ボーカロイドだが)まともなので、曲は全体としてもちゃんとまともな風に聴こえる。いや悪くはないのだが、ちょっと中途半端な印象ではある。

初音階段のその他の音源としては、オフコースの「YES YES YES」のカバーとじゃがたらの「タンゴ」のカバーが収録されている。それらも含めると、「タンゴ」が一番面白い仕上がりになっている印象だ。

では、「タンゴ」と「残酷な天使のテーゼ」では何が違うのかと考えてみると、単純にノイズの量が一番大きな違いであるように思えた。そして実際、「タンゴ」の無茶苦茶なノイズを面白がっている自分もいる。

うーん、でも単純に、自分がじゃがたらのことをよく知らないからこそ、曲をフラットな気持ちで受け入れられているだけかもしれんね。

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何だか否定的なことを書き連ねてしまったが、JOJO広重の歌×ノイズというストレートな実践は結構好きで、彼のソロ作品はたまに聴いている。