2023-05-27 岸と浜と子供たち

今日は午前にちょっと自由な時間を作れたので、その時間で神戸市垂水区の舞子のあたりへ行った。

元々の目当ては明石海峡大橋を眺めることだったのだが、偶然そこで地域のイベントが行われていたので、その様子を眺めてきた。

明石海峡大橋。でけえ。
なお、イベントの様子も撮ったが、人が映っているのでアップロードは控えておく。

イベントについては、都市計画・まちづくり的な視点からいくつか発見があったが、それはここでは語らないことにしておく。
とりあえずこのブログで度々語っている音楽論的な部分に関連するところだと、地域住民のステージのことで少し語れそうだ。

イベントでは、ステージのコーナーが設置されており、そこでは色々なグループの人がパフォーマンスを行っていた。自分がいた午前の時間だと、子供のダンスのパフォーマンスが多かった。

個人的には、なぜダンスが流行っているのか?という疑問を昔から持っており、最近こういう催しでパフォーマンスを見る機会がある度に、何か疑問の答えとなる材料を入手できないかと探してみるようにしている。

今日の発見として面白かったのは、司会者の言葉遣いだ。一つのグループのパフォーマンスが終わって次のグループが始まるまで、司会者が場をつなぐために簡単にグループの紹介などをしているのだが、そこで司会者がどういう言葉を用いているのかに注意して聞いてみた。
分かったこととしては、「元気いっぱい」や「エネルギッシュ」という言葉が、いくつかの子供グループに対して用いられているという事実だ。「かわいい」という言葉が出ることもあったが、それは一グループだけだった。また、「かっこいい」「クール」という言葉が出ることはなかった。そのように記憶している。
なるほど、今日自分が見ていた時間帯は、子供(加えて言えばどのグループも女子が中心)だったというのもあり、確かに「元気」というのが一つの重要なポイントになっているかもしれない。実際、観客の様子を眺めてみると、親御さんと思しき人たちがステージの様子を動画で撮影しているのが目立っていた。印象としては、運動会のような雰囲気だと感じた。

だから、小学生がなぜダンスをやるのか?ということを考えると、健康やレクリエーションという側面は結構あるのかもしれない。
ちなみに、半年ほど前に専門学校でダンスをやりたいと考えている高校生に、なんでダンスが好きなの?と聞いたことがあるのだが、その時彼は「単純にかっこいいから」と答えて、ダンスの良さを動画を見せながら熱く語ってくれた。
それを思うと、年齢層によって、ダンスに向き合う姿勢が違いそうだなという気がしてくる。

個人的には、昔学校の行事なんかでダンスをやらされたときに、素朴に「嫌だな~やりたくないな~」と感じていたのを結構強く覚えている。

もっともらしい説明を試みるならば、自分がダンスを嫌だと感じていた理由として、①恥ずかしいから、②身体の動きという表現方法がしっくり来ないから、というのがあった気がする。
①は、他の色々なこと(芸術、作文など)にも共通していることだから、この際いったんどうでもいいとして、気になるのは②の方だ。個人的な感覚としては、音楽を聴いて決められた動きをやる、というのが(今でも)何だか気持ち悪い。もっと自由に動いた方が楽しくね?と思ってしまう。
個人的には、音楽においては、視覚の情報よりも聴覚の情報を優先させたいという感覚がそこそこある気がしている。なので、正直アイドルのライブを見るときも、ダンスの部分がしっくり来なかったり、あんまりミュージックビデオをみるのが好きじゃなかったりする。

そういうのが昔からあって、ダンスのことを嫌っていた気がしないでもないが、ここまで書いた上で、①の要因の方が圧倒的に強く効いていそうだなと思った。

今日はビーチボーイズを聞いていた。『ペット・サウンズ』と『ザ・ビーチ・ボーイズ・トゥデイ』をそれぞれ二周した。

『トゥデイ』の方は今日初めて聞いたのだが、なかなか素晴らしかった。まだ聴き込めてないから全体をちゃんと把握できていないけど、ファーストインプレッションとしては、序盤の曲は結構ベタで悪くないけど普通かなって印象だったのが、後半になるにつれて面白くなっていくように感じた。なので、アルバムとしてダレずに聴けた。

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『ペットサウンズ』にハマった時から、自分の中で、ビーチボーイズの音楽性は「多幸感」という感覚、あるいは言葉と結びついている。これがなぜか?ということはまだあんまり分かっていない。

ただ、次のような仮説が自分の中にある。

  • 元々、自分の中で、クリスマスはみんなが楽しく過ごす、幸せな日だという印象がある。
  • クリスマス・ソング(クリスマスによく流れる曲、クリスマスをテーマとした曲)を聴くと、クリスマスの日を連想し、その曲が幸せの曲なのだと認識する。
  • ビーチボーイズの曲を昔クリスマスの日に聞いた、もしくはビーチボーイズの曲にクリスマスソングに似た要素があってそのため彼らの曲をクリスマスソング(的)だと認識することで、ビーチボーイズの曲≒クリスマスソングだという関係が成り立つ

このような流れがあるかもしれない。

メモ書きなので、ガバガバなのは見逃してほしい。

☆☆☆

(翌朝追記)
ビーチボーイズは、『ザ・ビーチ・ボーイズ・クリスマス・アルバム』というアルバムを出している。

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