Guided By Voices - Alien Lanes (1995)

※2020年9月30日 投稿
※2020年12月24日 体裁の調整、加筆修正

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ガイデッド・バイ・ヴォイシズの8thアルバム。2020年現在、彼らは計32枚のアルバムをリリースしていて、正直に言えば筆者もまだほとんど聞けていないのだが、『Bee Thousand』と、ここで紹介する『Alien Lanes』は、とりわけ名作であるとして挙げられがちである気がする。*1

このバンドは「ローファイ」*2という括りでも名前が挙げられがちだけど、例えば同じくローファイなバンドとして有名なペイブメント*3なんかとは、大分テイストが違っている。ガイデッド・バイ・ヴォイシズの(この作品における)特徴は、60年代っぽい雰囲気。キンクスザ・フーと同様、ポップスとして単純明快な魅力がある。このアルバムの難点としては、トータル42分で28曲と短めの曲がかなりたくさん並んでいて、少し取っ散らかって聞こえてしまうということ。個人的には、それも含めて気まぐれな音楽としてぼうっと楽しんでいる。

とりあえず、下にリンクを貼った「Game of Pricks」を聞いてもらえれば、何となくその魅力は伝わるのではないかと思う。

 

www.youtube.com

*1:2013年の記事だけど、バンドのアルバムをランキング化したもの(米サイトStereogumがガイデッド・バイ・ヴォイセズの歴代アルバムをランク付け - amass)を置いておく。Rate Your Music(https://rateyourmusic.com/artist/guided-by-voices)でも、この二枚がレビューの数が多く、評価の平均点も高いみたいだ。

*2:Guided By Voicesとは直接関係ないけど、「ローファイ」とは何ぞやということについて書いてあるおすすめの記事。 “ローファイ”とは結局なんなんだ - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

*3:ちなみに『Alien Lanes』は、ペイブメントが在籍していたマタドール・レコードからリリースされている。公式サイト(Matador Records)やDiscogs(Matador Label | Releases | Discogs)参照。