2020-01-01から1年間の記事一覧
冨田勲は1950年代からテレビ番組の劇伴など多岐にわたって活躍した作曲家だ。現在だと、環境音楽の文脈からも語られる存在だという印象がある。*1『展覧会の絵』は、1974年発表の『月の光』に続いて彼がシンセサイザーを用いて作り上げたアルバムの第二作で…
未知の敵「ヒュージ」と闘う「リリィ」達を描いた物語。原案自体は2005年ごろからスタートしていたが、2019年にブシロードが新たに加わって「アサルトリリィプロジェクト」として舞台化やアニメ化など大規模にメディアミックス展開されるようになったそうだ。…
「『アイドル×????』による異分野融合」*1を掲げる4人組アイドルグループRAYの1stアルバム。品定めするような意地悪な気持ちで、このアルバムを聞いた。 前情報として、「シューゲイザー、オルタナティブ、emo、メロディックパンク、激情ハードコア、lDM等様…
01. Sex and Violence / 桃井はるこ(The Exploited)02. Basket Case / 池澤春菜(Green Day)03. White Riot / 清水香里(The Clash)04. Pretty Fly(For A White Guy) / 門脇舞以 (The Offspring)05. Anarchy In The UK / 田中理恵(SEX PISTOLS)06.…
今日も意味なく散歩をした。目的地は秋葉原である。勉強と言われるようなことは何もしえいない身であっても、歩いていると身体だけでもどこかへ進んでいる気分を味わえる。頭の中の世界では、前進がない分、昔のことを思い出してばかりいる気がする。秋葉原…
もっと美味いカレーを作ろうと思い立って、実践したカレーのレシピについて記録を残しておくことにした。カレーライス作りにおいては、ルーから具材、隠し味まで、様々な選択肢があり、その組み合わせによって最終的に出力される味が決まっている。無限の可…
一応ネタバレ注意
今年の春ごろ、langの『There is no reply, but sweet wind blew』(2018)にハマって、それから激情系ハードコア関連の作品を少し聞くようになった。2020年は何だか虚しい一年間だった気がするけど、このバンドを知れたのは今年の良かったことの一つかもし…
ファミリーマートが『千里眼』(駒場東大前)とコラボして売り出しているラーメン。598円というのが少々割高に感じられて購入を躊躇っていたのだが、昨日ようやく喫食した。 『千里眼』と言えば、腹の中に重く残るパンチのある味が印象的だが、このラーメン…
昔(ざっくり言うとエヴァ以前)のアニメ作家のことをチラチラ調べてみると、ナイーブなオタクとそんなオタクの慰めものと化していく閉鎖的なアニメシーンへの批判を目にして、自分のことを言われているみたいで、心にチクチク刺さるものがあった。思い返し…
その1、無印良品の敷きパッド(https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550344243510) 長い間使用した敷きパッドがボロボロで穴だらけになっていたので新規購入した。元々のセットに入っていたのものからグレードアップしたからなのか、寝ていてあま…
6作目、大江慎也在籍時の最後のアルバム。バンド初期のストレートな荒々しさは、もはや見る影もない。空間系のエフェクトやキーボードの音色を効果的に用いたニューウェイヴサウンドは、暗く内向きで淀んでいる。 当時の大江さんの状態は最悪だったそうで、…
アメリカの激情系ハードコアバンド、ポートレイツオブパストの編集盤。2008年にリリースされたものではあるが、音源はいずれも1994-1995年の活動時に録音されたものだ。 彼らが何を思ってバンドにこの名を冠したのかは分からないけど、「過去の肖像画」とい…
自分と戦闘することが生きる意味だと思っているのは嘘じゃないし、そこに時間とエネルギーを注ぎ込んでいるけど、一貫性に関してはフニャフニャで、何だかんだで同年代の人たちは社会で役立つ実用的なスキルを学んだりもっと楽しくワイワイやったりしている…
人間が人間を笑っちゃいけないという思いがあまりにも強く自分の中に巣食っていた時期があった。今は意識的な改善によって昔に比べればだいぶマシにはなったけど、逆にぐちゃぐちゃに混乱してよく分からなくなっているところもある。おもしろいとかつまらな…
ティム・キンセラ、マイク・キンセラをはじめ、後にUSインディー界隈で名をはせる人物たち*1が在籍していたバンド、キャップンジャズのアンソロジー作。バンド唯一のオリジナルアルバムから引っ張ってきた冒頭の12曲をはじめ、合計34曲が収録されている。 正…
闘うべき敵が何であるのかを自覚せよ 心と身体を持って生まれぬくぬくと育ったが98年からの22年間おかしなことに嫌な記憶ばかりが積み重なったお前は俺のすべてを知っているならば何を言いたいかは分かるだろう正の感情を最大に増幅させて、力を込めろこれは…
※2020年12月2日 投稿※2021年1月16日 体裁の調整 「今一番好きな音楽は、どれもが、初めは受け入れられなくてそれから好きになっていったものなんだ」これは、レディオヘッドを好きな知り合いがかつて言っていた言葉である。 確かに、自分も同じだなと思う。…
少し前からであるが、自分の感情や原体験を大事にするというのがマイテーマになっている。「オタクイズム」への回帰ということでもある。 大学に入学して自分という人間が相対化されていく中で、 正直「オタク」としての自意識に迷いが生じていた。自分より…
※2020年12月1日 投稿※2021年1月16日 体裁の調整 東京、十一月の午前七時。夜の間にすっこり冷え込んでしまった空気の緊張を淡く溶かすように、朝の光は優しく降り注いでいる。起きたばかりの身体でそんな街を行くとき、このアルバムはぴったりのBGMになって…
※2020年11月29日 投稿※2020年12月2日 関連作品の追加※2021年1月16日 体裁の調整 SSTからリリースされた、ダイナソージュニアの2ndアルバム。 マーフによる焦燥的な熱を帯びたドラムと、ルー・バーロウ(セバドー、フォーク・インプロージョンなどでも活動)…
「とにかく、小さなことからコツコツと」という言葉を、頭の片隅に思い浮かべながら生活をしている。取っ散らかった部屋を完全に整えきるのは結構大変だが、毎日ちょこちょこやっていくということであれば、意外とできるものだ。今日は、トイレの掃除をする…
アルバカレー(並) 秋葉原の裏通りにある「加賀カレー」のチェーン店。*1 どろっとしていて辛さ控えめな味は、どこか庶民的な感じがして食べていてほっとする。店内の内装や雰囲気も落ち着いていて(いつも萌え系の曲が流れているが)、秋葉原だけではなく都内…
※2020年11月22日 投稿※2021年1月16日 体裁の調整、加筆修正 自分で画像を貼っておいてアレなのだが、あまり直視したくないジャケットである。 本作は、動画シリーズ『Poradnik Uśmiechu』のサウンドトラックだ。動画は全6話でYouTube上で視聴可能。ショッキ…
見返したので感想。 ・1話 戦車道とは何なのかの説明とクラスメイトと生徒会のキャラの描写もあるけど、それ以上に西住みほというキャラの魅力をこれでもかと描いていた印象。奇抜な描き方が強烈で印象に残る。2話以降はチームの司令塔という役割を任され、…
※2020年11月21日 投稿※2021年1月16日 体裁の調整、加筆修正 アメリカのポストハードコアバンド、トゥーシェ・アモーレの2020年作。 このバンドは「激情」*1のバンドなのだろうか。バンドの最新作である本作のサウンドは、ポスト・ハードコアの流れを汲みつつ…
大学入学当時、軽音サークルのツイッターアカウントを見ていたらいいね欄の中に印象的なツイート群を見つけて、それがサークルを決める一つの決め手になったんだけど、それを書いている人が実は石川県出身であることを知って驚いた。その人が2003年ごろ(当時…
※2020年11月19日 投稿※2021年1月16日 体裁の調整 カナダの激情系ハードコアバンドの1stアルバム。 彼らがどういう思想に基づいてこのようなバンド名を冠しているのかは分からないが、少なくともその音楽からは、反マッチョイズム的なアティチュードを感じる…
syrup16gのファーストアルバム『COPY』(2001)の最後の曲。 はじめてCDを買って聞いたときに、歌詞カードの「土曜日なんて 来るわけない」という言葉がひどく不気味で、そして心惹かれたのを覚えている。ギターとベースの織りなす美しい旋律に乗せて呟かれる…
やらなきゃいけないことはいくつもあるのに、身体は重く脳はフリーズして全く取りかかることができない。 ひたすらベッドの上で横たわって、ボーッとしながら過ごすことが多い。 つかの間だけ活動的になれることもあるけど、基本的に長続きしなくてちゃんと…