2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

報告と決意表明

今自分が置かれている状況と、今の自分の思いをきちんと書いておくことにする。気持ちを、記しておきたい。 まず、私の所属について明らかにするところから始めよう。私は、東京大学工学部都市工学科都市計画コースに所属している。本来であれば春から4年生…

2021-04-26 共有物

誰かのレビューや紹介がきっかけとなって、音楽作品にアクセスすることがある。他人(の心)が良いと思ったものを受容している、という事実をあえて意識的に捉えなおしてみると、何だかくすぐったくて妙な感じがするが、まあ悪くはない。この心と心のとても…

Galaxie 500 - On Fire (1989)

あなたが毎日の生活に疲れ切ってとても耐えられない気分になったら、静かに目を閉じてこの作品を聞いてほしい。気持ちが、ほんの少しだけましになるかもしれない。 ゆっくりと奏でれられる、とてもやさしい音楽。バタバタとリズムを刻むドラム、淡々とメロデ…

2021-04-21 ブレイブウィッチーズを観てる

図面を書いている間の虚無を埋めるために、dアニメストアでブレイブウィッチーズをBGM的に垂れ流してる。 キャラの個性が弱いということと、CGを用いた戦闘シーンが迫力に欠けるということが昔は気になったが、今再び観てみると中々悪くない。主人公の雁淵ひ…

Felt - Felt (1971)

最近聞いてよかったものについて書く。『Felt』は、米国のバンド、フェルトが1971年にリリースしたセルフタイトルアルバム。同じく「Felt」の名を冠したバンドとしてイギリスのネオアコのバンドが有名だけど、そちらとは無関係だ。 プログレの文脈で語られる…

2021-04-12 雑記

専攻の先生にアポイントメントを取って、相談の機会を設けていただいた。ありがたいことに、先生個人の作業部屋に招待していただき、そこで合計一時間も一対一で話に付き合ってもらった。本当にありがたい。誠心誠意勉学に努めたいと思う。 youtu.be Galaxie…

『建築スケッチ・パース基本の「き」』/山田雅夫

スケッチやパースをちょっとでも上手にこなせるようになったらいいな、と思って取り組んでいる。正直上達の実感はあまりないけど、絵が下手な自分が恥ずかしいと思う意識は少し薄れたような気もする(それについてはこの本とは関係ないところでの精神の鍛練…

andymori - 革命 (2011)

まじめに書く。 『革命』を聞いていると、何とも言えない気分になる。と言うのも、初期二作ではサウンド全体が才気と熱に満ち溢れていたのが、この三作目のアルバムにおいてはすっかり凡庸なものに成り下がってしまっているからだ。 表題曲である「革命」を…

2021-04-08

今日も夕飯にカレーを作った。スーパーで牛肉が安く売られていたのを見つけたからそれを買って使った。それから、ルーは基本的にレトルトのキューブ型のやつを使うのだけど、今日は珍しく粉状のやつを使ってみた。するとどうだろう、いつもより明らかにお腹…

『都市の音』/吉村弘

環境音楽家として活躍された故・吉村弘氏の1990年の著作。当時の東京を舞台にして、著者自身の実感を込めながらエッセイのような文体で、「音」について文章を綴っている。街の中にある音に気づくためのきっかけにしてみると、楽しいかもしれない。また外に…

2021-04-04 戦闘

いよいよ明日から大学の授業が始まる。 一つ確かな前進としてあることは、勉学に対することを毎日よく考えるようになったということ。同級生と距離を置いたおかげで、劣等意識から少しは逃れて、自分なりの気持ちで都市についてまじめに勉強し始めることがで…

森田童子 - GOOD BYE グッドバイ (1975)

彼女のデビュー曲でもあるM-10「さよなら ぼくの ともだち」は、自殺した友人を歌った曲であると言われている。森田童子は、友人が死んだことをきっかけにして歌い始めたシンガーソングライターである。そのようなバックグラウンドを持つ彼女の歌には、独特…

2021-04-01 猫

春は別れの季節だ。学校を卒業して働き始める人もいるし、遠く離れた別の場所で暮らし始める人もいる。ところで、先週ひょんなきっかけから、今年度限りで大学を退官される教員の最終講義を(対面で)聞くことができた。そこでの話の中で「つながり」という…

『まちを想う:西村幸夫講演・対談集』/西村幸夫

2018年3月に定年退職をなされた西村幸夫先生の講演・対談集。特に第四章のインタビューが印象に残った。歴史や時間といったものからの視線をまちに向けるということや、地域住民の立場に立って将来を考えていくのが重要であるということは、現在ではよく言わ…