迷走日記15

永続的な苛立ちが消えない。作業をしていても、買い物をしていても、ご飯を食べていても、頭の中に苛立ちがある。絡まってほどけなくなり丸まった糸のように、それが頭の中に存在しているような感覚がある。

できれば目を背けたかった事実。嫉妬という見にくい感情。

どこにも行けない自分と、どこかに行ける人たち。そんな不確かで安易な二分法で、自分と他人の間に線を引いてしまう。そして、線の向こう側にいる人たちを妬む。

 

「どこにも行けない」ことを歌った曲を、少し知っている。例えば、andymoriの「ハッピーエンド」という曲がある。

高校生のときに初めてこの曲を聞いて、自分の中にある「どこにも行けない」ことの諦観を見事に歌い上げているような気がした。その感覚は今でもあまり変わっておらず、andymoriの1stはよく聞く。

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ところで、米津玄師の曲には「どこにも行けない」ことを歌った曲が多くあるらしい。下の記事によると、(2018年時点で)30%を超えているとのことだ。

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自分の閉じたシリアスな感情が、ちょっとだけ溶かされる感覚がして良かった。