2021-02-21

進撃の巨人ファイナルシーズンの放送が毎週楽しみすぎる。戦闘が熱すぎるとか、伏線の作りこみが緻密だとか、各々の正義を持ったキャラが魅力だとか、現代社会における諸問題を重ねてるのがすごいとか、色々な面でヤバい作品だと思うのだけど、個人的には、最終的にエレンの「闘い」がどこに帰着するのかという点について楽しみにしながら視聴している。

そんな感じで作品を見るのも毎週心待ちにしている状態であるので、本日22日に配信がスタートとしたOPテーマ「僕の戦争」のフルバージョンも、ちゃっかりすぐ聞いた。諌山先生が書き下ろしたジャケットが気になった。これは『Os-宇宙人』(アニメ『電波女と青春男』のOPテーマ)へのオマージュが込められているのだろうか。どうなんだろう。音楽的な内容としては、ラストの日本語パートが印象的だ。ジャケットもそうなのだが、現代日本における学生生活を描いたような詩の内容は、アニメの世界観とは明らかに異質だ。もしかしたらこれが物語のラストへの伏線になっているのだろうか。何にせよ、作品の続きを見るのが楽しみだ。 

 

進撃の巨人の話とは全く関係ないけど、今日見つけた印象的な動画を貼っておく。北朝鮮平壌ピョンヤン)の街を捉えた映像だ。

政治体制云々それ自体の是非はともかく、その体制が生み出した都市の姿は、この動画のタイトルにもあるようにまさしくeerie(形容詞で、不気味な、ぞっとするような、といった意味)である。都市において人間が楽しく時を過ごすためには、そのための空間的なしつらえが必要であるはずなのだが、この都市の姿はそのようなデザインとはあまりにも対極にある。詳細部分(ディテール)の設計が全く検討されていない様子からは、どこかの部屋の中でざっくらばんとした図面の計画だけを用意し、それに沿って工業製品でも作るかのように、街を作り上げたのであろうということが容易に想像できる。民主的な発想で改良が加えられる、ということが起こっていないのも分かる。

人間のスケールで公共空間をデザインすることの重要性を述べた本を読んでいたところだったので、とてもタイムリーに響いた。

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