『まちづくり都市 金沢』/山出保

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ずっと積んでいたがようやく読んだ。1990年から2010年まで金沢市長を務めた山出保が、金沢におけるまちづくりの実践をまとめている。へえーって感心したり、そうだよなあとニヤニヤしたりしながら読み進めた。自分が石川や金沢に執着している人間だから本書の内容にとりわけ強く納得できた面もあると思うが、あっさりした文体でスラスラと読み進められるので、行政のまちづくりの実践を記したものとして広く読まれてもいいのかもしれない。ただ、これまでの金沢の取り組みをあまりにもあっさりと肯定していく文章の書き方は、ちょっとどうなんだろうとも思った。そういうところも含めて、何というか石川っぽさがあるなあっていう印象。

 

土地区画整理事業とか法律関連のこととか、行政の観点からのまちづくりの進め方についてあんまり分かっていないなと改めて感じたので、できれば春休み中にそこをもっかい勉強しておきたい。できれば。