2021-03-16 気持ちを置いてけぼりにしないで

朝イチに輪講のミーティングがあり、そこで自分の制作した模型を発表した。ちゃんと寝坊せず出席することに成功し、また努力の甲斐あって、内容としても先週の無様な状況からは何とか持ち直せた。今のところはコンセプトを考えることと実際の形を作ることを往復する(多分これは設計のミソだ)ことに成功し、また班員とのコミュニケーションも何とかそこそこまともにこなせている。この後は班で一つの模型を作り上げていく過程に入るので、それはそれで骨が折れるがとりあえず個人の難所は何とかクリアした。

建築物を具体的に再現することを目指すのではなく、今あるものを再解釈してコンセプチュアルな模型を作るということが課題であった。ふわふわしているが、どうやらそういう実験的な試みらしい。実際自分はその課題に取り組むに当たって、模型はどれくらいの抽象度であるべきかということやどれくらいの可逆性を持つべきか、というような問いを抱きながら手を動かしたので、そういう問いかけを発表の中に盛り込んでみた。結果、今回は不格好な形にはなってしまったのだが、その視点を口に出して表明するというのは中々オリジナリティがあったのではないかと自分を評価している。どうにも、まともな話し方をしようと外側から取り繕う形で発表の構成を作るよりは、自分が何を考えているのか、何をやっているのかということを大事にしながら話を組み立てていく方が良いんじゃないかと思える。ひとり言みたいに聞こえるのかもしれないけど。