2021-03-20

最近、遅い曲ばかりを聞いている。パンク系の速いエイトビートの曲を無意識に流してしまっているよりは、自分の身体のスピードが遅くなって良い感じな気がする。それとは別で、水にもハマっている。元々根っからのお茶派で、実家にいるときから水を飲むことはほとんどなくて、ずっとウーロン茶ばかりを飲んでいたのだが、最近水というものが美味しく感じられるようになってきた。結果、カフェインを断って専ら遅い曲を好んで聞く生活を送っている。

 

さて、恐ろしいことにもうすぐ四月が来てしまう。この一年間は地獄だったけど、それを経て自分が何をやりたいのかということはぼんやりと定まってきた気がしつつ、でも具体的にどうするか決めていくのかは難しいなと感じている。そんなことを想いながら、先ほど建築討論webというものを見つけて読んだ。都市工学というものに対して、建築の視点から批判を食らっているのだが、その指摘がクリティカルで耳が痛くなる。専門家視点における学生の能力が云々という話を、レベル低めの学生である自分が真面目に考え出したらちょっとつらくなってくるけど、でも建築的なデザイン能力が全然足りていないなという実感は、以前からずっと頭の中にある。そういうことも含めて、これからどのように学習していくのかもうちょっと真面目に考えなきゃ。

www.aij.or.jp

ぼんやり定まってきたというのが何かと言うと、人間の気持ちというものを大事にしたいということ。上から見たようなデカいスケールで計画を作るということをやるよりは、もっと小さいスケールにおける空間のデザインをやりたくて、そのためにセンスを磨かなきゃいけない。

ところで、上にリンクを貼った討論にも登場する中島直人氏は、過去の計画家の人物像などをよく研究している人で、そのような内容を扱った著作も出版している。扱っている主題も好きなのだが、氏が綴る文章のスタイルには自身の熱い思いが溢れているようで、そういうところも私は好きだ。どうせなら、こういう人に弟子入りしたいなあと、前から思っている。折角教育を受けられる機会はあるのだし。ハズいけど書いた。