2021-10-17 Ride into the Sun

最近は、「どう生きるべきか」「どう生きたいか」といことについてよく考えている気がする。大それたテーマのようだけど、これは今目先にある勉強とも、進路選択・キャリア選択と超密接に関わる、とても重要で無視できない問いだ。

幸せになりたい、楽しく生きたい、と思う。少しずつ変化していくことが大事だ。

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ルー・リードがVU時代に作った楽曲「Ride into the Sun」、のLunaによるカバー。原曲の後半の展開部分を根こそぎ切り落として、同じ進行をひたすら繰り返す構成にしている。大胆な改編だけど、それがとても上手くハマっている。シンプルなエイトビートと甘いメロディーがとても気持ちいい。

一日の終わりにベットに寝転がって、この曲を再生する。疲れた頭をゆらゆら音の波で揺らしながら、「Ride into the Sun」という言葉の意味についてぼんやり考える。「太陽に乗り込む」とは一体どういうことであるのか。

ひたすら繰り返されるコード進行に心を預けていると、『方丈記』の一節を思い出す。「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある、人と栖と、またかくのごとし。」

人間は、いつだって必ずどこかへ向かっている。生きている限り、同じ場所に居続けることも同じ状態であり続けることもできない。その事実をどう受け止めるべきなのか。答えは浮かばないが、それはともかく音楽的な効果によって頭は多幸感で満たされる。

ただ繰り返される毎日を生きていけばいい。そんな風に思えたところで今日という一日を終わりにすることにした。