2022-10-26 HIDE and SEEK
明け透けな嘘くささを持っているものが好き。
70年代~90年代に流行っていた産業的な匂いのするロックが好き。そんなにたくさん聞いたわけじゃないけど、ARBも自分の中では、その系譜の位置づけになる。暑苦しい音で、ロックだとか愛だとか希望だとか歌っていて、本人たちがどれくらい本気でそれをやっているのか分からないけど、自分にとっては「嘘くさいなあ」と思える。
でも、それに救われる。借り物でつくり上げたような安っぽさが逆に美しい。
輪るピングドラムのエンディングで、トリプルHがこの曲をカバーしている。そのカバーでは、たぶん別にロックとか好きじゃない声優三人組が歌を歌っている。(アレンジは橋本由香利だから、ポップスとして極上の仕上がりになっているんだけど)カバーの方は、原曲よりももっと嘘くさい。でも、どこか美して、それに救われる。
もうちょっと言語化がんばりたかったけど、今日のところは諦めた。
この記事を読んだ人は、曲を聞いて、俺の代わりにその良さを言語化しといてください。暇だったらそれを俺まで送ってください。