現在の状況
自分が所属している東京大学工学部の某学科では、卒業に必要な要件として、必修単位を取ることと、選択必修の条件を満たしながら合計94単位以上の単位を取ることが課せられている。
今学期、結局最終課題のレポートを提出できなかった科目が6つある。恐らく10単位以上は不可になるだろう。普通の学科ならこの時点で留年確定ということになるかもしれないが、幸いにうちの学科は必修科目が実質一つしかない。その科目さえ取っておけば後で挽回可能というわけだ。
ただ悲しいことに、その必修の授業すら俺はきちんとこなせていない。今は先生方の厚意によって特別に締め切りを伸ばしてもらっていて、来週末までに提出と発表をすることで単位を付与すると言われている状態だ。正直この課題をきちんと終えられるかも分からないし、この課題をこなしても、その先には就職活動と同時並行で落とした分の単位を回収するというハードな道しかないことを思うと、絶望しかないが、それでもやるしかない。自分のことをメロスだと思い込むことで発狂しないようにしている。
先日、衆議院議員によるオンライン授業に対する発言が波紋を呼び、大学教員をはじめ様々な人が意見を述べていた。大学教員および職員が今の環境を構築するために相当な努力をしてきたことに対しては、感謝と敬意しかないが、他方でどうしようもない学生は救われないのだと疎外感を覚えるのも事実だった。向上意欲がない、怠惰、友達がいない、といったうだつの上がらない学生たちが集まって単位獲得を目指すオンラインサークルとかあったら流行るんじゃねとちょっと思った。