※2020年11月17日 投稿
※2021年1月16日 体裁の調整
大阪生まれのシンガーソングライター黒岩あすかによる1stアルバム。
今作に収録されている楽曲は、黒岩さんの歌声とクラシックギターのアルペジオのみで構成されている。その音像は、シンプルであるがゆえにリアルで生々しくて、聞いていると黒岩さんが目の前で歌っているような感覚を覚える。曲の合間に挿入されている環境音も相まって、アルバムを聞いていくうちに、音楽の世界と現実の世界との境界が曖昧になって、聞いている自分の意識は自然と眠りへと向かっていく。まさしく「ララバイ」という言葉が似合うような作品。
2019年には、バンド編成での作品とソロとしての作品の二作がリリースされているようだが、そちらの方はまだ聞けていないのでそのうち聞きたい。