『アサルトリリィ BOUQUET』感想

未知の敵「ヒュージ」と闘う「リリィ」達を描いた物語。原案自体は2005年ごろからスタートしていたが、2019年にブシロードが新たに加わって「アサルトリリィプロジェクト」として舞台化やアニメ化など大規模にメディアミックス展開されるようになったそうだ。

シャフト作画による迫力ある戦闘やフェチを感じさせる絵の質感、加えて「レギオン」や「シュッツエンゲル」など独自の世界観によるキャラクターたちの絡みが魅力的な作品だった。アニメで描かれなかった部分についても、小説版やソシャゲの方で補完しようと思わせるのに十分だった。一方で、作りの粗さ(特に脚本)が目立っていたというのも正直な感想。多数のキャラクターと広大な世界観を処理しきれず、見ていて置いてけぼりをくらう場面も多々あった。

とは言え、それを差し引いても、作品自体には視聴者を引き込むパワフルな力と揺らぐことのない安心感があって、私自身もオタクスマイルで画面を眺めていられた。王雨嘉ちゃんが一番萌えました。