他人から面と向かって評価を突き付けられるということに耐える力を身につけないといけない。あるいは、受け身で言葉を食らうのではなく、いっそ自分からそれを迎えに行くという態度が必要なのか。破壊することは叶わないから、己の方が何とかするしかない。
「川の流れのように」この曲は本当に良すぎる。文脈を知らずに音単体だけを切り抜いてもこれ以上ないほど素晴らしいのだが、美空ひばりさんが病と闘っていた晩年の時期に歌われた楽曲であることを知って、いっそう特別な感情を抱く。秋元康・見岳章という当時新進気鋭の作家によって作られたことや、昭和から平成へと移るまさにその時にリリースされた楽曲であることなども示唆的だ。