2021-3-26 みんな舞ってた

小石川図書館にCDを借りに行った。家に帰る際、少し遠回りをして近くにある大きな坂を見た。播磨坂という。長くゆるやかに続く広い坂道である。何年か前のこの時期にも桜が綺麗に咲いていた。今日もよく咲いていた。前のときは自転車ですぐに通り過ぎてしまったが、今回は徒歩でゆっくり雰囲気を味わった。

横幅40mくらいの街路が400mほど続いていて、そしてその道に沿って桜が咲きまくっているから中々壮観である。車道の内側に設けられた歩行者専用ゾーンがなかなか良くて、歩行者はそこで各々好きに振舞っていた。また、今日は風の強い一日だったが、この坂においては、とりわけ強い風が局所的に吹いていた気がする。よく分からないが、地形が影響しているのだろうか。風に吹かれて舞う桜もまた良かった。それと、ゆるやかな傾斜は桜並木をドラマチックに見せる効果があるのかもしれない。坂の下から上の方を見上げた写真を載せておく。

坂道の途中で、歴史的な経緯を書き示した案内図を見つけた。それによると、この坂は元々松平播磨守という人のお屋敷だったのが、戦災の復興事業(土地区画整理事業)で整備されたものらしい。へえ。

f:id:na2winter:20210326223241j:plain

 

 

最近シロップの「Reborn」の弾き語りの練習をしている。彼らの曲の中でも異色の一曲で、そしてだからこそ特別な意味を持っている。口ずさんでみると、歌詞がとてもいいことに気づく。ギターのコードを鳴らしていると、五十嵐に感情移入するような、不思議な気持ちがしてくる。四月からの生活に対する不安や心細さを紛らわす。